年中ホタルが見える島
実は西表島はほぼ年中ホタルが見ることができる島なんです。すごいですよね。
それでは西表島で見ることができるホタルをご紹介。
ヤエヤマヒメボタル 2月から5月
日本で最も小さいヤエヤマヒメボタル。大きさはなんと2ミリ~5ミリほど。地面すれすれの低いところをゆっくり飛んでいます。 ホタルは水辺に生息しているイメージがありますがこのホタルは落ち葉などがある山の中で生息しています。そして日没からわずか30~40分の間だけしかひかりません。そして光る時は一か所に何万匹と集まって光るので光の絨毯とも呼ばれています。
キイロスジボタル 4月から11月
キイロスジボタルも約6ミリ~7ミリと小さめのホタルです。こちらも陸生ですがヤエヤマヒメボタルとは違い枝や葉などの高いところに生息しています。そして数は多くなく点滅せず光ったまま空中を飛び周っています。 4月から11月と長い期間見ることができるホタルですが4月~5月はヤエヤマヒメボタルと一緒に見ることができる貴重な期間です。
オオシママドボタル 11月から1月
オオシママドボタルは大きなホタルで1.5センチ~3センチになります。メスとオスは見た目が違いメスは羽が退化し飛べません。なので光と匂いでオスを誘うそうです。成虫になるのは10月中旬からですがなんとこの蛍は幼虫でも光るんです。幼虫は9月ごろから光らせています。ちょうど今から成虫が見ごろのホタルですね。夜道などで比較的簡単に見ることができます。
イリオモテボタル 12月から1月
イリオモテボタルは石垣島と西表島にしか生息いていない固有種で沖縄県指定の絶滅危惧種に指定されています。個体数も少ないのでなかなか見ることが難しいかもしれません。このホタル、メスは幼虫の姿のまま成虫になるそうで地上で光ってオスを誘います。イリオモテボタルは冬のホタルとも呼ばれていて気温が低ければ低いほどよく光るホタルなんだそうです。
以上、西表島には4種類のホタルが生息しています。見られる時期も種類も様々ですがほぼ年中ホタルが見ることができます。ぜひ西表島で自然のイルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。