カンムリワシ
西表島といえばイリオモテヤマネコですが、希少動物な動物ですし夜行性なこともあるので実際なかなか目にすることができません。
西表島にはイリオモテヤマネコの他にも希少な動物が生息しています。そのなかでもカンムリワシは運が良ければ木や電柱の上に目にすることができるかもしれません。
レンタカーでドライブの時はぜひ探してみて下さい。
興奮すると頭の毛が立ち冠のようになることからカンムリワシと呼ばれているタカ目のタカ科。翼を広げると1mを越えるそうで
木などに止まっている姿ではあまりわからないかもしれませんが、とても大きいです。
鷹と鷲の呼称の明確な区別はなく、比較的大きいものは鷲と呼ばれるそうでカンムリワシもタカ科でも大きいのでワシの名前がついているのですね。
インドやタイ、ベトナム、台湾など広範囲で生息していて、日本では石垣島、西表島などに生息しているそうです。
カエルやヘビから虫や小さな鳥まで食べますが、猛禽類にしては動きはそれほど素早くなく、待ち伏せなどをして餌を獲ることも多く車にひかれたカエルやヘビなども食べることがあるそうです。
そのため車での事故にも遭遇することがあるので西表島をドライブする際は制限速度を守って、希少な動物が生息する貴重な生態系の中を走っていることを忘れず注意しながら運転してください。
そのカンムリワシは国の特別天然記念物であり、絶滅危惧種にも指定されいています。正確な生息数はわかっていませんが、西表島では100羽にも満たない数しか確認されていません。この西表島の貴重な環境と生物を大切に守っていきましょう。