苔の森
苔の森と聞けばどこをイメージしますか?多くの方が屋久島を想像するのではないでしょうか。
じつは西表島にも美しい苔の森に出会うことができるんです。
日本蘚苔類学会が選定している「日本の貴重なコケの森」というものがあり、選ばれているのは屋久島も含め全国に17箇所あります。そして、その中の1つに西表島も選ばれているんです。
そんな貴重な場所として選ばれているのは、「西表島横断道」
西表島の東部から西部へと続いている横断道で、徒歩で10時間ほども掛かるこの横断道、まさに日本最後の秘境といった大自然の中を通っています。
もともと苔が多く生息している西表島の中でも特に横断道にはたくさんの貴重な種類の苔が生息しているそうです。他では目にすることのできないケミドリゼニゴケ、イリオモテウロコゼニゴケなどといった絶滅危惧種に登録されている苔が47種も生息していてとても重要な場所になっているのです。
といっても、なかなか西表島を10時間かけて横断するのは難しくガイドさんと一緒でなければまず無理です。
もっと西表島の自然を気軽に感じたい、そんな方におすすめなのが浦内川遊覧船で行くマリュドゥの滝、カンビレーの滝、二つの滝を楽しめるコースです。

浦内川上流部からの山道は整備されているので歩きやすくなっていますが、片道45分はかかりますので時間に余裕をもって行きましょう。山道は西表島の大自然を肌で感じることができ、もちろん苔も見ることができますよ。
西表島横断道は無理でもここならレンタカーで気軽に行くことができるのでおすすめです。ぜひ貴重な西表島の自然を味わってみてください。