近代化産業遺産
西表島にはかつて炭鉱がいくつもあり、宇多良炭坑跡もその中の1つで、近代化産業遺産の一つに認定されています。
浦内川遊覧船乗り場から歩いて行くことができます。乗り場から炭鉱跡までは約1km。


山道を歩いて20分ほどで到着し、終着点は炭鉱跡の上を歩ける木の遊歩道となっています。

写真では当時の様子が見ることができます。

今では当時の姿がわかりませんが、かつて宇多良炭坑には400名も収容できる独身寮や売店、大浴場、診療室などの各種設備が整備されていて、さらには働いている方への娯楽のため300名を収容できる集会場までもがあったそうです。

こうやって木々に覆われてゆく遺跡をみると、ふとラピュタを思い出してしまうのは私だけでしょうか。
ここでは西表島の自然でなく、西表島で生活をしていた人の歴史を感じることができます。大自然の西表島も素晴らしいですが、こういった西表島の歴史も感じてみてはいかがでしょうか。
山道は未舗装ですが平坦で整備されているので歩きやすいです。ただこの日は雨のため道がぬかるんでいました。整備されているとはいえジャングルの中へ入っていくので足元などはハブ対策も含めてしっかりと準備してから行きましょう。